中学生や高校生らが自由に過ごせる場所「若者ふりースペース」(宇部市新天町2)が5月4日、宇部の中心市街地に移転オープンした。
複合施設「ボスティビルド」の3階にオープンした同施設。施設面積は約200平方メートル。若者の社会参画や自立支援のために「宇部市多世代ふれあいセンター」(琴芝町2)に設置していた「若者ほっとカフェ」の機能も同所に集約した。個別に使える24席の机を設置する「スタディルーム」や友達同士などで会議ができる「ミーティングルーム」のほか、持ち込みで飲食可能な「フリードリンクコーナー」も設ける。
施設内には、家庭や学校などの悩みを相談できる「相談室」を配置。自立支援相談員1人を配置し、専門的な知見で中高生の悩み相談を受けるほか、フリーWi-Fiを提供するほかタブレットを貸し出すことで、中高生が家庭や学校以外の「第3の居場所」として自由に過ごせる場所を提供する。
宇部市子ども未来部こども政策課の水津弘幸こども政策係長は「周囲に打ち明けることができない悩みをしっかりと聞いてくれる相談員がいるので気軽に利用してほしい。自由に過ごせる空間や、勉強に集中できる環境も整えており、複合施設内にはスーパー丸喜や子育て支援機能もある」と話す。「若者が集まることが中心市街地の活性化につながれば」とも。
開館時間は10時~20時。悩みごと相談の受け付け時間は9時~17時45分(月曜・水曜・金曜、祝日は除く)。利用には会員登録(無料)が必要。