米のバンズで作るお米バーガーのテイクアウト専門店「コメコメバーガー 宇部店」(宇部市西本町2、TEL 0836-52-7775)が6月1日、宇部にオープンした。
福岡市に本店を置く「コメコメバーガー」のフランチャイズ店として山陽小野田店に次いでオープンした同店。宇部店の運営は、外食産業向け情報システム会社「アルファクス・フード・システム」(山陽小野田市千崎)。同社は、「コメコメバーガー 山陽小野田店」の業態変更提案と開店プロデュースを手がけ、フランチャイズ店を展開したい店の食材の受発注や売上管理、勤怠・経営管理システムなども提供する。
宇部店は、スマホによる予約オーダーやセルフ決済を導入したテイクアウト専門システムの実証実験店。店前にはテラス席を備え、「配膳ロボット」の運用実験も行う。
藤井由実子社長は「外食産業はコロナ禍で売上が伸び悩み、業態変更を考えている飲食店を応援しサポートしたいと思った。『コメコメバーガー』の展開をテイクアウトやデリバリーシステム導入で協力していき、閉店が相次ぐ一方で飲食店の出店がストップしている今、新しい道を開いていく橋渡しができれば」と話す。
バンズは、九州産ひのひかりを使う「白米」か佐賀県産のもち麦と雑穀入りの「雑穀米」を選べる。「お米バーガー」は、海鮮、牛、豚、鶏、玉子など18種類で、季節メニューも随時追加するという。
メニューは、「肉厚ハンバーグのロコモコ OCOMEバーガー」や「牛さがりステーキ OCOMEバーガー」(以上858円)、子ども向けの「キッズ OCOMEバーガー」(308円)のほか、みそ汁、スープなどのサイドメニュー、「わらびもちドリンク」3種類(380円~)、ソフトドリンクなども用意する。
藤井社長は「『三角食べが実現できるファーストフード』を味わってほしい。システムでは、タクシーと連携したデリバリーも7月開始を目指して開発している。コメコメバーガーをまずは山口県内に広げていき、地域を盛り上げ、外食産業や食文化の発展に情報システムで貢献していきたい」と話す。
営業時間は10時~19時。