山口県央7市町で形成する「山口県央連携都市圏域(山口ゆめ回廊)」で現在、対象施設小人料金減免チケット「キッズサマーパス」の利用が始まっている。主催は「山口ゆめ回廊観光推進協議会」。
圏域住民に地元の魅力を伝え体感してもらうことを目的に始まった同事業。各家庭に配布されたパスチケットを切り取って対象施設に持参することで中学生以下の料金が無料または半額となる。
対象地域は、山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町で、山口市、宇部市、防府市、美祢市は7月1日号市報で、萩市、山陽小野田市、島根県津和野町は小中学校でクーポンの付いたチラシを配布した。
パス1枚につき中学生以下4人まで有効で、利用は保護者同伴に限る。宇部市、山陽小野田市のパスは1回限り、その他の市町のパスは期間中何度でも利用可能。
対象施設は、山口市=「山口市菜香亭」「十朋亭維新館」「狐の足あと」、宇部市=「ときわミュージアム」内企画展「夏休みだよ!昆虫展inときわ公園」、萩市=文化財施設9施設、美祢市=「秋芳洞」「景清洞」「別府弁天池釣り堀」、防府市=「三田尻塩田記念産業公園」、山陽小野田市=「きららガラス未来館」、島根県津和野町=「森鴎外記念館」の計19施設。
期間中は「デジタルスタンプラリー」も実施。スマホアプリ「SpotTour」をダウンロードし、「山口ゆめ回廊『キッズサマーパス』スタンプラリー」コースを選択することで、対象施設に行くと自動でスタンプを獲得できる。
山口観光コンベンション協会観光事業部の藤井忠部長は「住んでいる地域の観光資源に触れることはあっても、近隣はなかなか行く機会がないのでは。今回のパスをきっかけに、普段行くことのない施設などを家族で楽しんでもらいたい」と話す。
利用期間は8月31日まで。宇部市施設のみ8月6日から利用可能。