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宇部でコンテスト「VRアワーズ」開催へ 人材育成、技術革新を図る

「この機会に参加してほしい」と宮村係長(写真左)

「この機会に参加してほしい」と宮村係長(写真左)

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 宇部市が現在、VR(バーチャルリアリティ)コンテスト「Ube VR AWARDS 2022」の参加者を募集している。

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 5Gなどの技術を活用した新たなビジネスの創出や多様な分野でのVRの活用に向けて、市民や学生などを対象にコンテンツスキルの育成に取り組んでいる宇部市。同コンテストはその取り組みの一環として、地域におけるVRスキル人材の育成、デジタル技術を活用したイノベーションの創出を図ることを目的に開く。

 宇部市産業経済部成長産業創出課の宮村毅係長は「昨年、宇部市がVR作品を制作した際にも市民に参加してもらったが、携われる部分が少なかった。新しい技術の活用は市としても手探りなところもあるが、まずはやってみようということで今年は企画をより進化させ、市民に全て制作してもらうことにした」と話す。

 応募資格は、宇部市民および宇部市に通勤または通学している、もしくは山口県央連携都市圏域にある高校生以上の学生(聴講生は除く)であること。個人・グループ・法人で応募可能。募集する作品は宇部市内で撮影された3~5分程度の360度の実写による映像で、「活用方法から考えてほしい」とあえてテーマを設定せずに募集する。

 事前審査で作品を選定し、12月18日に「うべ産業共創イノベーションセンター 志(うべスタートアップ)」(宇部市中央町3)で本審査の公開プレゼンテーションと結果発表を行う。グランプリおよび準グランプリに選ばれた作品は「うべスタートアップ」に展示するほか、総額20万円相当のギフト券とVR関連機器の賞品を進呈する。

 ビギナー向けに基礎知識から編集方法までを指導する「VRスキルアップセミナー」を9月4日、10月1日・2日・16日に行うほか、セミナー後は講師の専門家に質問や相談ができる「オンラインサポート支援」も行う。セミナーは一部のみ参加も可能で、オンラインサポート支援はセミナーに参加していない人も受けられる。

 宮村係長は「新しい技術の活用を行政が主体になって進めるのも全国的に珍しいのでは。応募に向けた研修や機材の貸し出しなどサポートも充実しているのでこれを機に挑戦してもらいたい。今後は市民や学生、企業とのマッチングにもつながる仕組みづくりも行っていければ」と話す。

 募集期間は11月30日まで。

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