映画を楽しむ野外イベント「CINEMArche(シネマルシェ)」が11月5日、亀山公園(山口市中河原)の「ふれあい広場」で開かれる。
主要映画館がない山口市で映画を楽しめるイベントを開き、商店街のにぎわいを創出しようと2019年に始まり、今回で4回目となる同イベント。初めて野外で行った昨年は約1000人が来場した。
当日は広場に上映会場を設け、トラックに映像を映し出す「ビジョンカー」で映画を上映するほか、入場しなくても参加できるマルシェを開く。キッチンカーやパン、ハンドメード作家など10組が出店する。
上映作品は、「劇場版 ごん-GON, THE LITTLE FOX-」「SING/シング:ネクストステージ」「劇場版 ムーミン谷の彗星」の3本。主催する山口街中映画祭実行委員会の石川優一さんは「親子で楽しんでもらえるアニメーション作品をそろえた。レジャーシートを広げたり、キッチンカーのご飯を楽しんだりしながら映画を見るなどして、自由に過ごしてほしい」と話す。
会場では、「ぶちエコアプリ」とコラボしてスタンプラリーも行う。当日限定のQRスタンプラリースポットを回って全てのスタンプを集めると、商店街や湯田温泉の飲食店で使える商品券や食事券(最大2万円分)が当たる抽選に応募できる。
このほか、山口県環境政策課が担当する「エコっちゃブース」でアンケートに回答すると、竹製のカトラリーを進呈。山口市の農林水産物や加工品などの販売促進を図るイベント「あぐまるやまぐち」のブースも出店し、花の販売や数量限定で季節の花の苗の配布を行う予定。
映画鑑賞券の半券は、割引券やサービス券として居酒屋やカフェ、小売店などの加盟店で使える。
石川さんは「過ごしやすい秋の野外で『映画』と『マルシェ』を楽しめる一日。映画を見終わったら、商店街などのまち巡りを楽しんでほしい。映画を見る楽しさと街の魅力を見つけてほしい。今後は湯田温泉などにエリアを広げ、地域のにぎわいにつなげていけたら」と話す。
開催時間は10時~16時。雨天中止。