薬膳スパイスカレーを提供する「CurryJamJam(カリージャムジャム)」(長門市東深川)が10月26日、JR長門市駅近くにオープンした。
店主は、下関を中心に塾を経営している大谷恭孝さん。長門の景観や食べ物が好きで、10年前に閉鎖した黄波戸観光ホテルの復活を目指して活動する実行委員会の一人でもある。新規オープン予定の「北長門リトリートホテル悠久の季」にカレー店を出す予定だったが、コロナ禍で工事が遅れたことから今回の出店に至ったという。
店舗面積は約12坪。元飲食店だった店を改装し、テーブル席12席とソファ席4席、カウンター席4席で計20席を用意する。
提供するのは、独自にスパイスをミックスしたオリジナルカレーで、メニューは「黄波戸シーフードスパイスカレー」(980円)、長州どりの「マサラチキンカレー」(780円)、甘口のリンゴと蜂蜜の「いつものあのカレーDX」(680円)、「マサラカレーといつものカレーのあいがけ」(880円)などで、サラダとスープが付く。
「お子様プレート」(500円)のほか、トッピングに「インドの豆せんべいパパド」(100円)、山口県内では珍しいというネパールの球体上のおかき「パニプリとポテト」(2個250円)、「ナン」(280円)などを用意。ディナータイムには、創作料理なども提供する。
店長の大方伸敏さんは「カレーが好きで各地の店を食べ歩き、スタッフと試作を重ねながら、体に優しくて一番おいしいと思えるカレーを提供している」と話す。
大方さんは、2015(平成27)年に下関・川棚でスパイスカレー店を出店し、その時の客だった大谷さんらに誘われて一念発起し、同店の店長を務めることを決断した。ネパール出身の人からのアドバイスを受けながらスタッフと試作を繰り返し、長門のオリジナルカレーとトッピングを考案した。
大方さんは「インドやネパールでは暑さに負けないよう体を整えるためにカレーを食べている。おいしいのはもちろん、見た目に楽しく、地元の食材で地域の人が喜び、体を整えるカレーを目指している。お客さまが写真を撮る姿や、食べておいしそうな顔をしてくれることがすごくうれしい」と話す。
営業時間は11時30分~15時。火曜定休。金曜・土曜の18時30分~22時は、カレーとバースタイルの営業を行う。