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長門・油谷にアパレルショップ&カフェ「イコール」 移住した夫婦が出店

店舗は店主の田代さんが2年3カ月かけて施工した

店舗は店主の田代さんが2年3カ月かけて施工した

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 アパレルショップ&カフェ「equal(イコール)」(長門市油谷向津具下)が11月24日、長門にオープンした。

看板メニューの「ホットドッグ」

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 八女市出身の田代博則さんが、博多で営業していた同店を移転という形でリニューアルオープン。長門市に移住していた友人のところに遊びに来たことがきっかけで、2020年7月に移住した田代さん。妻の美幸さんと共に切り盛りする。

 店舗面積は約20坪。店内に26席を備え、今後はデッキにも8人座れるカウンターの設置を予定する。田代さんは「元々、実家が農業をやっていたので、耕作放棄地を再生してオーガニック野菜の加工がしたいとずっと考えていた。今は店の前で地元の人に教えてもらいながら畑を作っているが、今後はその畑で採れた新鮮な野菜を使った料理を提供したい。乾燥野菜やパウダーソースにする構想もある」と話す。

 カフェメニューは、ホットドック(600円)、あんバターサンド(350円)、ハンバーグプレート(850円)、ロコモコ(850円)など。地元の人が気軽に利用できるように、単品だけでなくドリンクセットなども低価格で用意する。

 店内のアパレルコーナーでは、服や帽子、バッグ、小物などを販売。田代さんは百貨店内のアパレルショップを7店同時に担当していたこともあり、独立後を含めて25年以上のアパレル経験がある。「対面販売が好きで、お客さまがどのようなものを求めているのか、対話できちんと聞き取ることを重視している」という。

 今後はイベントも開く。既に開いた「青空美容室」は好評を得たため、12月にも予定している。美幸さんが持つ資格を生かし、リップクリームやハンドクリームを作るハーブ教室なども企画している。

 田代さんは「当店が地域の人たちのコミュニティースペースになれれば。自分自身、地域の人とのふれ合いが癒やしになっている。どこどこの誰々さんがお茶菓子を持って集まり、地べたに座って話すということは都市にいた時には味わえなかった。今はそれを幸せだと思うし、ここの景色や地域の人とのやり取りでほっこりしてほしい」と話す。

 営業時間は11時~17時。月曜・火曜定休。

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