山陽小野田市有帆の「こぐま保育園」(TEL 0836-83-5127)が4月1日、新体制でスタートした。
これまでは3歳未満児を預かる小規模保育所「こぐま保育園(山園舎)」と認可外保育施設「こぐま山の保育園」を併設する形で運営していたが、数年前から山口県や山陽小野田市と協議し、今後は「認可保育所」として保育事業を行う。
運営は、宇部市で小規模保育所や企業主導型保育事業所を営むNPO法人「みらい広場」が行う。同園は認可取得に向けて、2021年度から新園舎の建設を進めていた。
今井玲子園長は「運営体制は変わったが、保育そのものはこれまで実施してきたものと全く変わらない。子どもたち一人一人が、ありのままの姿を受け入れられ、友達との関係の中で思いをかなえていくという経験を大切にしたい」と話す。
対象は、0歳児(生後2カ月)~5歳児で定員は40人。保護者が山陽小野田市に居住または勤務する場合に入園できる。保育料は2歳児以下は居住地の自治体が定める料金で、3歳児以上は無料。食材費は別途必要。
本年度は、昨年度から継続の園児と新入園児の計35人でスタート。約4800坪の豊かな自然に恵まれた環境の中、ゆったりとした楽しい生活を過ごしている。今井園長は「自分が思っていることをためらいなく表現でき、豊かな感性と体を遊びと生活の実体験によって育くむ環境を保証していきたい」と話す。