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宇部・小野に居酒屋「猫神食堂」 昼は食堂、煮込み料理など提供

「小野の新たな憩いの場として利用してもらえたら」と渡辺さん

「小野の新たな憩いの場として利用してもらえたら」と渡辺さん

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 食堂と居酒屋の「猫神食堂」(宇部市小野下小野、TEL 070-8592-9568)が4月15日、宇部・小野にオープンした。

「モツどて煮」や「牛スジ煮込み」

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 店主は神奈川県出身の渡辺美雪さん。「幼い頃から大人になったら田舎でのんびり暮らしたいと思っていた。空き家を探すうちに偶然見つけた小野が気に入って2年ほど前に移住し、今は居心地の良い小野が大好き。小野の中でお酒を楽しめ、人が集える場所が作りたくて出店した。親が神奈川で居酒屋を経営しており、自分も接客することが好き」と話す。

 「西下小野児童公園」横の細い路地を通る場所にあることから、小野の活性化につながるようにと昼間は食堂として営業。「安い、おいしい、楽しい」をコンセプトに、煮込み料理や一品料理を提供する。

 店舗面積は約11坪。店内に、コの字型のカウンター14席、テーブル席8席を備える。テラス席も設け、タイミングが合えば、渡辺さんの飼いネコを眺めながら食事ができるという。

 看板メニューは、赤味噌(みそ)でじっくりと煮込む名古屋名物「モツどて煮」(400円)と、醤油で煮込んだ「牛スジ煮込み」(450円)で、定食も用意する。煮込み料理は、「玉子」(1個130円)、「玉こんにゃく」(1本130円)のほか、「夫が韓国出身なので韓国メニューも取り入れている」(渡辺さん)と、魚介類を使った練り物という韓国の「四角おでん」(1本200円)なども提供する。

 そのほか、「牛スジうどん」(650円)や「猫神唐揚げ」(1本150円)、「ホタルイカ煮干し」(380円)、「ザーサイ」(350円)、「焼き餃子」(380円)など一品料理も提供する。ドリンクは、新潟の日本酒「麒麟山」「越後杜氏」などのほか、ビール、焼酎、サワー、ワイン、ウイスキー、ソフトドリンクなどを用意する。客単価は2,000円前後。

 渡辺さんは「リーズナブルな料理を提供し、近隣の方に散歩がてらに寄ってもらえる店にしたい。単身世帯や高齢者が多いので、ご飯のおかずとして持ち帰れるテイクアウトにも対応する。小野の新鮮な食材を使って活性化につなげ、地域に貢献していきたい。野菜や米を販売してくれる方も募集したい」と話す。

 「小野スポーツ広場やアクトビレッジおのからも近いので、いつでも気軽に遊びに来られ、知らない人同士でも交流できる憩いの場になれば。自然豊かで癒やしのある小野の魅力を多くの人に知ってもらい、私のように『ここに住みたい』と思う移住者を増やすきっかけにもなれば」とも。

 営業時間は、11時30分~15時、17時~22時。水曜昼、日曜定休。

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