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宇部に「譲渡型保護猫カフェ」 SNSなどで支援受け出店

「あにまるらいふ猫丸カフェ部」の店内

「あにまるらいふ猫丸カフェ部」の店内

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 譲渡型保護猫カフェ「あにまるらいふ猫丸カフェ部・ふれあい猫部」(宇部市棚井)が7月1日、宇部・厚東にオープンした。

ワンプレートに10種類のおかずを乗せたランチ

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 飲食スペースのほか、猫のフードバンクや猫オリジナルグッズ販売コーナーを備えた同店。飲食スペースの「猫丸カフェ部」と、猫が住居する「ふれあい猫部」をガラスで仕切って完全に独立させ、猫を見ながら衛生的にも安心して食事が楽しめるようにしている。

 運営は、飼い主のいない猫を保護し、飼育希望者に譲渡する活動などを行っている団体「NPO法人あにまるらいふ猫丸」。愛玩動物飼養管理士・ペット看護士などの資格を持つ代表の宮本祐美さんが2020年5月末に宇部市内のアパートで発生した多頭飼育崩壊現場を見て、149匹の猫を保護したことをきっかけに、インスタグラムやクラウドファンディングなどで支援を呼びかけ出店した。

 宮本さんは「飼い主が猫の生態や管理を知らずに起きたことだと思うが、決して起きてはならないこと。他の愛護団体の協力を得ながら全頭の避妊去勢手術を実施し、100匹以上は譲渡することができた。これまで譲渡を進めてきたが、コロナ禍や世界情勢の状況悪化などで、譲渡会を開いても人が集まらないなど活動が難しくなった。もっと開かれたシェルターで啓発活動を進めながら、猫たちと触れ合える機会を広げ、家族に迎えてもらえるチャンスを広げたいと思い、気軽に立ち寄ってもらえるようにした」と話す。

 現在保護している猫は60匹以上で、多頭飼育崩壊で保護した猫や、保護してほしいと依頼があった地域猫などがいる。売上は猫の生活費や運用費などに充てる。

 「猫丸カフェ部」の店内は、テーブル席とカウンター席を設ける。14時までのランチタイムに提供するメニューは「猫丸カフェ特製!肉球ランチプレート」(1,430円)、「ビビンバセット」(990円)、「ホットサンドセット」(880円)。14時以降のカフェタイムは、「クレープセット」(880円)、「フラッペ」(460円)、「白玉あずきのミニパフェ」(420円)など。ランチメニューには、スープ・サラダ・ドリンクが付く。障がい者施設で作るという無添加・無着色の焼き菓子もドリンクとセットで提供する。

 「ふれあい猫部」は、入場時に500円以上の寄付をすると1時間猫と触れ合うことができる。小学4年生以上から保護者同伴で入場可能。外のウッドデッキからも、ガラス越しに猫を眺めることができる。

 宮本さんは「コロナ禍で動物に癒やしを求める人が多くなっているが、しっかり猫について知ってほしい。猫の周知の場所となり、相談事もゆっくり話し合える猫のコミュニティの場となれば。猫たちは、いつでも譲渡できるくらいに穏やかな子たち。飼い主のいない猫たちを『すべての子にずっとのおうちを』が最終目標。愛情を注いでくれる家族のもとに送り出すことができれば。まったりと時間が流れる空間で、癒やされてもらえれば」と話す。

 営業時間は11時~17時(金曜は15時~21時)。水曜・木曜は保護猫活動のため定休。

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