宇部出身の映画監督・庵野秀明さんが手がけた「シン・仮面ライダー」の公開を記念したパネル展が4月18日、「フジグラン宇部」(宇部市明神町3)で始まった。
宇部市がロケ地になったことや、地元出身監督の作品を盛り上げたいとの思いで、撮影にも協力した「宇部フィルムコミッション」が開いた。
宇部観光コンベンション協会フィルムコミッション担当の村田枝里夏さんは「ロケ現場のパネルは宇部ならではの展示。宇部で撮影があったことを知らない人が意外と多いので、これをきっかけに知ってもらいたい。パネル展を見て、作品内で宇部を探してほしい。ぜひ足を運んでもらえれば」と呼びかける。
会場には、UBE宇部ケミカル工場などのロケ風景のほか、作品の場面写真のパネル、巨大宣伝バナー、映画ポスターなどを展示。同20日には、仮面ライダー・仮面ライダー第2号・サイクロン号の「スタンディパネル」が登場した。
同28日~5月8日には、撮影で実際に使用された「仮面ライダー第2号のマスクとベルト」を展示する予定という。
同作品を上映している映画館「シネマスクエア7」(フジグラン宇部内)の支配人・西本佳弘さんは「映画公開前に情報がほとんどなかった中、実際に見た方の口コミで宇部が出ていることが広まり、幅広い世代が鑑賞されている。パネル展会場と映画館が同一建物内にあるのでセットで楽しんでもらえている」と話す。
宇部市観光交流課の大橋千春さんは「宇部が故郷の監督の作品をみなさんに知ってもらいたい。撮影現場となった工場などは、普段は一般の方が見ることができない場所なので、そういったところも見てもらいたい。フィルムコミッションの仕事についても知ってもらえれば」と話す。
開館時間は9時~21時。5月31日まで。