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山陽小野田で「やっぷ食堂」 市民団体が「地域食堂」定期開催へ

初回の会場となる「高千帆地域交流センター」

初回の会場となる「高千帆地域交流センター」

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 地域住民に食事と場所を提供する地域食堂「やっぷ食堂」が5月28日、山陽小野田の「高千帆地域交流センター」(山陽小野田市日の出3)で開かれる。

過去のイベントの様子

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 主催は、宇部や山陽小野田などでマルシェイベントや社会福祉活動、子育て支援活動を行う市民団体「YAPフレンズ」。

 岡田政広代表は「イベントの開催を目的に集まった団体だが、メンバーそれぞれの思いが形になり、社会福祉や子育て支援などの活動が増えてきた。以前は山陽小野田にも子ども食堂があったが、コロナ禍で活動ができなかったことや、支援者が少なく定着しなかったこともあって現状はやっていない。そうした背景もあり、自分たちが地域食堂として実施することにした」と話す。

 当日は、協賛企業などからの寄付の下、団体メンバーの管理栄養士が献立を考えた「おいしくて健康にも良い」(岡田さん)食事を振る舞うほか、一般家庭で眠っている食品を寄付する「フードドライブ」や、寄付された食品を必要な分だけ持ち帰ることができる「フードパントリー」を実施する。

 岡田さんは「周囲の話を聞くと『子ども食堂=貧困家庭への支援』というイメージが強いようだが、今は地域食堂としての世代間交流が主流。地域のお年寄りの見守りや子どもの遊び場として、一人での食事の機会を減らすことができれば。子どもたちの笑顔が見たくてやっているので、とにかくみんな楽しく参加してほしい」と呼びかける。

 「今後は2カ月に1回のペースで場所を固定せず、やってみたい人のところに行って協力する形で実施していく。まずは宇部で小さな団体同士が協力できるネットワークを作り、運営側が育っていくことができれば。将来的には県内全域を対象にしたい」とも。

 開催時間は12時~15時。料金は、18歳以下の子ども無料、大人300円(ボランティア参加の場合無料)。100人を目安にSNSなどで予約を受け付ける。

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