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宇部の薬膳カフェに「台湾おにぎりランチ」「台湾スイーツ」登場

三戸泰子さん(右)と晃世さん

三戸泰子さん(右)と晃世さん

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 宇部の薬膳カフェ「菜菜(さいさい)」(宇部市黒石北2、TEL 0836-44-2369)が5月11日、「台湾おにぎりランチ」と「台湾スイーツ」の提供を始めた。

提供する「台湾おにぎりランチ」

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 2019(平成31)年2月にオープンした同店。週3日(木曜・金曜・土曜)の営業に加え、「ゆったりとしたお茶時間を過ごしてもらいたい」と火曜と水曜も営業し、スイーツとドリンクのみを提供する。

 本場の薬膳料理を研究するために、中国や台湾に一人で行っていたという店主の三戸泰子さんは、「台湾には『食べ物で体を作る』という食文化がある。健康的な食事をし、より多くの人に薬膳を知ってもらいたい。テイクアウトもできるので、仕事中の昼食やおやつにしてもらえれば。おにぎりは、具をぎっしりと詰めているので、食べ終わる頃にはきっと元気が出てくるはず」と話す。

 提供する「台湾おにぎりランチ」(1,450円)は、中医学に基づいた食材と、冷めても粘り気があるという宇部産のうるち米を使う。ご飯は「白米」「ウコン米」のほか、「黒米」(+80円)の3種類から選べる。

 おにぎりの具材は、キュウリや春雨などの「むくみタイプ」、高菜やポテトサラダなどの「冷えタイプ」、赤玉ねぎやジャガイモなどの「血行不良タイプ」、キクラゲやイワシなどの「老化予防タイプ」の4種類を用意。季節によって起きる症状を想定し、小鉢や副菜のほか、季節に応じてだしを変えるスープも提供する。

 スイーツは、三戸さんの次女で中医薬膳指導員の晃世さんが主に担当する。オープン当初に提供して人気だったという紅茶の茶葉や4種類のスパイスを煮出して作る「チャイプリン」を再開するほか、中国語でケーキという意味の「ガオ」や、「わらびもち」、「緑豆菓子」、テイクアウト商品の「薬膳ビスコッティ」などを提供する。

 ドリンクは、店内の「漢茶加工所」で調合する「体質別オリジナル漢茶」、ドクダミを発酵させて手作りする「薬草シロップ」、漢方の霊芝(れいし)が入った「コーヒー」、「抹茶」などを用意する。

 三戸さんは「食材が持っている力を借りて、心身を整える食事をしてもらえたら。今の季節は、生活環境が変わって慢性的なだるさや血行不良などの人が多いように思う。なぜかやる気が起きない時や、病院に行くほどではないが気になる不調など、気軽に相談してもらえたら」と話す。

 営業時間は、木曜、金曜、土曜=11時30分~15時。火曜、水曜=13時~17時(スイーツとドリンクのみ)。日曜・月曜定休。

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