市街地を舞台にしたスポーツ×観光イベント「シティロゲ in 萩」が7月30日、萩で初めて開催される。現在、参加者を募集している。
主催は、中四国地域を中心にランニングイベントの企画運営を行う一般社団法人「ITADAKI」。通常の「ロゲイニング」は、山野に設置された複数のチェックポイントを制限時間内に巡りながら高得点を目指すが、「シティロゲイニング」はフィールドを市街地に移すことで観光などの要素を取り入れる。
参加者は、「萩中央公園」(江向)をスタート地点に、配布された地図を元に萩城下町や歴史的観光スポット、カフェなどのチェックポイント約50カ所を巡り、制限時間内に獲得できた点数を競う。
参加するには「シティロゲ」アプリをインストールしたスマートフォンが必要で、アプリ内カメラでチェックポイントを撮影することで点数が獲得できる。移動手段は徒歩のみで、自転車やバス、電車などの移動手段(ベビーカー、車いすを除く)を使った場合は失格となる。
同法人観光グループリーダーの藤本周也さんは「地元の人でも普段気付かないような場所をチェックポイントにするので、市内の方には地元の魅力の再発見、市外の方には『こんなところがあるんだ』と知ってもらえるイベント。過去に別地域で開催した際は、ランナーとして走って参加する方もいれば、観光がてらゆっくり歩きながら回る方もいて、様々な楽しみ方が提供できている」と話す。
当日は、午前と午後の2部制で行う。競技時間は各3時間。1チーム1~5人まで参加可能で、「ソロの部」「一般の部」「ファミリーの部」を設ける。ファミリーの部は、参加者に中学生以下の子ども1人と保護者の大人1人を含む。参加費用は大人=3,500円、高校生以下=1,500円、未就学児=無料。
ソロの部は1位のみ、一般の部・ファミリーの部はそれぞれ上位2チームを表彰し、萩の特産品などを贈呈するほか、特別賞やじゃんけん大会の実施も予定する。
藤本さんは「当日は会場にキッチンカーなども呼んで盛り上げる予定。小さな子どもからお年寄りまで幅広い世代が楽しめるので、家族や友人と一緒に参加してほしい」と呼びかける。
参加申し込みはホームページから。締め切りは7月16日。