浴衣を着て街歩きをすることで割引などのサービスが受けられる企画「ゆかたdeお出かけキャンペーン」が7月1日、山口市を中心に今年も始まった。
新型コロナの影響で浴衣を着用するイベントが中止になったことをきっかけに、2020年から始まった同企画。夏の風物詩である浴衣を楽しんでもらおうと、山口市内の呉服店を中心に飲食店やヘアサロンなどでつくる「ゆかた×やまぐち実行委員会」が運営する。
同委員会の和田康宏さんは、「今年で4回目ということもあり、少しずつ認知されてきた様子。新型コロナの規制が緩和されてお祭りは戻ってきたが、浴衣を入り口にもっと気軽に着物で夏のおしゃれを楽しんでほしい」と話す。
同企画には、ヘアメークを行うヘアサロンのほか、飲食店など約80店舗が参加する。参加店はホームページで確認できる。
「近江屋山口本店」(山口市道場門前1)、「エムラ きもの館」「ふじもと呉服店」(以上、米屋町)、「岡藤呉服店 山口店」(下竪小路)、「部坂呉服店」(上竪小路)、「エムラ防府店」(防府市鐘紡町)、「和装 まつや」(周南市銀座2)では、ゆかたのワンコイン着付けを行う。
和田さんは「華やかな浴衣で街を歩くことで山口がにぎわえば。今後は主要な観光スポットや商店街でのモデルコースも考えていきたい。浴衣文化が広まり、『山口と言えば夏はゆかた』と言われるようになれば」と話す。
開催期間は8月31日まで。