週に3日営業する食堂「life(ライフ)」(山口市佐山渚)が7月14日、山口・佐山にオープンした。
民泊施設「IZAKAYA Houseみやざき」(山口市佐山)を経営する宮崎知美さんが出店。宮崎さんは、2021年3月にキッチンカーでバルを提供するサービスを始めており、仲間の力を借りながらキッチンカーも継続するという。
同店は、米農家「お米野産なかざわ」の直売所兼複合施設「お米の可能性研究所」内を間借りして営業する。
宮崎さんは「親交のあった『お米野産なかざわ』の中澤美樹さんに相談し、たくさんの方に支えられて自分の店を持つという夢を実現することができた。料理は、中澤さんのお米を使ったメニューを基本にする。食を通じて出会った生産者の人たちが心を込めて作った食材を、たくさん使わせてもらっている」と話す。
中澤さんは「新しい田舎の形を研究し、創造している。夢の一歩を踏み出す手伝いができればと、今年6月から『お米の可能性研究所』のレンタルスペースの提供を始めた。研究所を拠点に人が関わり合い、それぞれの可能性を開花してもらえたら」と話す。
店内に、テーブル席20席のほか、団体利用や相席可能な10人用の席を設ける。メニューは、肉や魚などのメインにサラダ、小鉢、ご飯、スープ、デザートが付いた日替わりの「ランチプレート」(1,800円)を提供する。子ども向けにおむすびとスープのセット(700円)のほか、「米粉を使ったワッフル」(250円)なども提供し、今後は米を使ったうどんやフォーなどの麺類の提供を予定する。
ドリンクは、「自家製いちごスカッシュ」「佐山の梅のスカッシュ」「有機しょうがのスパイシージンジャーエール」(以上500円)、「アイスコーヒー」「ベトナムコーヒー」「オレンジジュース」(以上400円)を提供する。ドリンクはテイクアウト可能。
宮崎さんは「この食堂が、温かな気持ちが交差する人と人が出会い、つながる場所になれたらうれしい」と笑顔を見せる。
営業日は、金曜・土曜・日曜のみ。営業時間は11時~15時。