無人で冷凍ホルモンを販売する「無人ホルモン直売所 山口店」(山口市中央1)が、山口市中心商店街近くにオープンして1カ月がたった。オープン日は7月5日。
「無人ホルモン直売所」は、イートライン(岩手県一関市)が東北を中心に全国展開しており、山口県内初出店となる。
山口店は、BUCHIEE(東京都港区)がフランチャイズ店として運営する。約7坪の店内に、冷凍ショーケース2台を設置し、真空パックした約30種類の肉を24時間365日無人で販売。決済は、現金とPayPay(ペイペイ)に対応する。
オーナーの弘岡さんは「ホルモンの無人販売は珍しいと思い、地元山口での出店に踏み切った。スーパーやコンビニなどでは買えない希少部位も気軽に購入できる。焼肉店でしか食べられないような珍しい上質な肉もあり、ホルモン好きにはたまらない品ぞろえ」と話す。
ラインナップは、看板商品の「牛ホルモン」(250グラム)のほか、「シマチョウ」「ギアラ」「1本牛マルチョウ」「白ハチノス刺し」「センマイ刺し」「シビレ」「のどなんこつ」「豚チレ」「豚コブクロ」「もつ鍋用牛ミックスホルモン」(100~400グラム)など。
ホルモン以外は、「特上カルビ」「牛ハラミ」「豚トントロ」のほか、「和牛ステーキ」「和牛100%ハンバーグ」なども用意する。価格は1袋1,000円。オリジナルの「味噌(みそ)ホルモンだれ」や「秘伝のもつ鍋の素」(以上500円)も販売する。
弘岡さんは「市役所や県庁からも近い場所に出店し、客層は30~50代が中心の様子。軌道に乗れば、県内でさらに出店することも考えたい。自宅での本格焼肉やキャンプでのバーベキューなど、それぞれに楽しんでもらえれば」と話す。