サッカーJ2のレノファ山口FCが1月7日、おのサンサッカーパーク(山陽小野田市立サッカー交流公園)で今季初練習を行った。
昨季20位でJ2残留したレノファは、今季から志垣良監督が就任。志垣監督は福岡県出身で、これまでJリーグの複数のクラブでコーチやユースチームの監督、強化部スタッフなどを務め、昨季はJ3のFC大阪で指揮を執った。
同日の練習は一般公開され、ファン・サポーター約450人が見学に訪れた。初練習を終えて志垣監督は「練習の中でスタンダードを上げていくのを意識することがまず第1歩。意識から無意識に、本当にディティールにこだわってやっていくことが大事。選手もまだ手探り状態だと思うし、私自身も選手の状況や特徴を把握しないといけない。とはいえ開幕は待ってくれないので、ここから急ピッチで仕上げ、早い段階でチームの形を作っていく」と意気込む。
全体練習後には、志垣監督からの発案でサポーターも参加してミニゲームを行った。志垣監督は「楽しみにしてくれたサポーターと一緒に今季をスタートするという意味で行った。選手たちも楽しんでやってくれたのでは」と話す。
今季新加入の加藤潤也選手は「シーズンが始まるタイミングでなかなかないことだと思うので、本当に良い体験をさせてもらった。クラブとして地域に密着するのは素晴らしいこと。サポーターにはより近い距離感で接してもらいたい。すごく温かい言葉をかけてもらったので、これからもっと頑張りたいという気持ちになった」と笑顔を見せる。
今季のJ2リーグは2月23日~25日に開幕し、レノファはアウェーで横浜FCと対戦する。ホーム開幕戦は、3月2日か3日にブラウブリッツ秋田と対戦する。試合の日時は1月23日に発表を予定する。