宇部の酒蔵「永山本家酒造場」（宇部市車地、TEL 0836-62-0088）で3月31日、「酒蔵びらき」が行われる。

クラフトビールのお披露目も行う

　地酒「貴」で知られる同社が、その年の酒の完成を祝い披露目する恒例イベント。市内飲食店やキッチンカーなどが出店するマルシェ形式で実施し、同社の新酒の限定販売のほか、昨年から醸造を開始した「クラフトビール」の完成披露も行う。

　4年ぶりにリアルで開催した昨年は、約700人が来場した。杜氏（とうじ）でもある永山貴博社長は「宇部北部エリアに足を運んでもらえることが私たちの喜び。酒蔵開きはお酒の発表会だが、地域の文化祭のようなもの。酒蔵で作られていることを見たり、マルシェの出店者と会話することで、何かを発見・知る機会になれば」と話す。

　当日は「クムクムサンド」や「拉麺 一杉」、「精肉まるじゅう」、「えんぴつ座」など、市内の飲食店、洋菓子店、パン店、ワークショップなど21店舗が出店する。各店で500円使用すると「蔵開き限定酒1本購入権チケット」を1枚進呈する。同限定酒は、雄町米を使用した生酒「蔵びらき限定酒」（720ミリリットル、2,000円）で1200本を用意する。限定酒の購入は1人6本まで。

　完成披露するクラフトビール「Dr.KONG BREWING」の試飲や販売を行うほか、DJありがとうさん・massieさんによるパフォーマンス、蔵見学（11時～、14時～各回定員15人、1,000円、当日予約）なども行う。

　永山社長は「マルシェに出店する21店は、一軒一軒出会いのストーリーがある店舗に声をかけて集まってもらった。普段イベントに出ないような店舗も出店してくれている。お花見会場を準備しているので、お祭りに来てもらえたら」とも。

　開催時間は10時～16時。当日は同蔵とJR厚東駅を結ぶ送迎バスが運行する。