和食店「和のだし ごとう」(山口市湯田温泉1、TEL 083-600-0951)が、山口にオープンして1カ月がたった。オープン日は5月10日。
店主は、山口市出身で約25年間和食の料理人として働いた後藤智数さん。「昔から自分の店を持ちたいという夢があり、どんな店にしようか考え続けていた。ラーメンが好きで食べ歩きをすることも趣味。『板前が作るラーメン』を提供したいと出店を決意した」と話す。
「こころとからだにやさしい料理」をコンセプトに掲げ、「ここに来たらホッとする店にしたい」という思いを込めた。店内に、掘りごたつ席=14席とカウンター席=3席を設ける。
「和のだしラーメン」(950円)は、化学調味料を使用せず、カツオ出汁の旨味を効かせたスープと、蜂蜜を入れて仕上げたかえしを合わせて提供する。麺は地元の製麺会社に特注した全粒粉入りのオリジナル麺を使う。鶏軟骨や海老を練り込んだつみれ、味玉、海苔などが入った「和のだしラーメン(宝)」(1,200円)も用意する。
「長州鶏塩麹(こうじ)焼き」「海鮮かきあげ」「本日の煮魚」からメインを選ぶ「和のだしお膳」(1,650円)も提供する。カツオやいりこ、野菜の出汁を使った日替わりの小鉢や茶碗蒸し、だし巻き卵などが付くほか、「お造り二種盛り」(300円)や「プチデザート」(200円)の追加も可能。7月からは夜営業も始め、和食のコース料理を提供する。
ドリンクは、「生ビール」(600円)、「瓶ビール」「ノンアルコールビール」(以上500円)、「ソフトドリンク」(350円)を用意する。
オープンから1カ月がたった。後藤さんは「オープン後は想定以上の来客があり、うれしい。これまでの板前生活の中でラーメンは提供したことがなかったので、研究を重ねて作り上げた。『本当の出汁の味』をより多くの人に知ってもらえれば」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~14時。水曜、第1月曜・第2日曜・第3火曜定休。