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山口で「女性ビジネスプランコンテスト2025」優秀賞など決まる

最終審査会の様子

最終審査会の様子

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 女性の起業支援を目的とした「Watashi Biz Yamaguchi 女性ビジネスプランコンテスト2025」の最終審査会が12月18日、「山口県立大学」(山口市桜畠)で開かれた。

最終審査会の様子

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 同コンテストは、山口県、山口県立大学、やまぐち産業振興財団が主催。女性の起業に向けた機運醸成と成長支援を掲げ、本年度は12件の応募者が最終審査に臨んだ。各発表者は5分間のプレゼンテーションを行い、事業の独創性や実現可能性について審査員と質疑応答を交わした。

 優秀賞は、中野歌織さんの「山口の伝統とコラボ!思い出を形に残すオーダーメイド刺繍サービス」、峰谷沙也佳さんの「母と子をまんなかに、心と身体があたたまるケアを提供します。」、原田陽子さんの「日本の食文化の中心となる米を使った米粉パンを全国、そして世界に。」の3人が受賞した。

 受賞者には、2026年1月に開催される「やまぐちビジネスプランコンテスト2026」の本選出場権が与えられるほか、「やまぐち創業補助金」の加点措置や、専門家による個別フォローアップといった支援が用意されている。

 優秀賞の中野さんは「選んでいただき大変うれしい。山口を訪れた人が『刺繍のお土産が多い』と感じるような『刺繍の街』に育て上げ、地域の活性化につなげていきたい」と笑顔を見せる。

 協賛企業賞は、「株式会社アデリー賞」(賞金10万円)を原田陽子さんがW受賞し、「株式会社CGSコーポレーション賞」(賞金10万円)は岸本真弓さんの「週末パパシェフ孤立を防ぎ、虐待件数減少に挑む食卓革命」、「株式会社豆子郎賞」(賞金10万円)は清水美希さんの「都市集中社会に埋もれた地方を、AIが照らす。旅で広がる人生の選択肢」が受賞した。

 審査委員長を務めた岡正朗さんは「どの計画も非常によく練られていた。山口県は全国的に見て女性の起業がまだ少ないが、今回は大学生による発表もあり、非常に心強く感じた。女性の元気な力で、山口をより活性化させてほしい」と期待を寄せた。

 優秀賞を受賞した3人は、2026年1月17日に「KDDI維新ホール」(山口市)で開催される「やまぐちビジネスプランコンテスト2026」でもビジネスプランを披露する。

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