日常のささいな事柄からアイデア発掘-山口県立大有志がデザイン展

曲面にも押せるハンコ「ピタはん」

曲面にも押せるハンコ「ピタはん」

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 山口県立大学の環境デザイン学科と文化創造学科の有志によるグループ「山口デザイン研究会」(山口市桜畠3、TEL 083-928-2557)は1月25日より、山口市民会館で作品展示会「Design◇Workbox-デザインの道具箱」を開催している。

泡がついたまま置くことができるスポンジ

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 同研究会は、日常のささいな事柄からアイデアを発掘し、「素材を損なわないデザイン」を目標に制作を行っている。今回の展示会では、同研究会から生まれたさまざまな切り口の作品を「アイデアの『workbox(道具箱)』として見てもらえれば」(同研究会)と初めて開催した。

 泡が付いたまま置くことができるスポンジ「Awawa」、クリップ機能を持ったS字型フック「S+C」、王冠が飛ばない栓抜き「マグネットオープナー」など、実物9作品とパネル紹介による8作品を展示。作品の中には、コンペティションやデザインコンクールで入賞したものや、実際に商品化された作品も。

 曲面でも押せるハンコ「ピタはん」は、ハンコ全体を柔らかい素材にすることで、平面だけでなく曲面にも押すことができるアイデア作品。テニスボールにハンコのように文字を押すことができないかという視点から誕生した。昨年の「第9回シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」で「1席(準グランプリ)」を受賞した。

 開場時間は9時~17時(最終日は15時まで)。入場無料。今月29日まで。(©マルニ)

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