ルルサス防府(防府市)で12月19日、「お笑い講世界選手権プレ大会」が開催された。
同大会は、防府の伝統神事「笑い講」を世界に広め、同地域に根付く笑いの文化を地域起こしに生かそうと防府市観光協会が主催し、防府市内外から参加したチームのほか、韓国チーム、中国チーム、アメリカチームなども参加し、世界選手権らしく国際色豊かに行われた。
競技は1チーム3人編成で全8チームによるトーナメント方式で行われ、対戦チームどうしが榊を手に2人同時に3回笑い合い、笑いの「迫力」「品格」などを評価項目として審査員が判定。競技が始まると、審査員からの「演技がオーバーすぎるからやり直し」「顔が嬉しそうに見えないからやり直し」といった指示に会場が笑いに包まれる場面も。
決勝戦は英語指導助手のアメリカ人で編成された「Team ALT」と山口・阿知須から参加した「なで肩JAPAN」が対戦し、審査員の判定結果は引き分け。最後はじゃんけん対決で「Team ALT」が優勝した。
防府市の大村俊雄観光協会会長は「1199年から伝わる神事は『笑い講』、観光協会が主催するのは『お笑い講』。愛と勇気と平和の祈りを込めて、3回の大笑いをいたしましょう」と話し、最後は参加者と観客が全員で「ワーハッハッハッ」と3回笑いプレ大会を締めくくった。
来年からは本大会を開催する予定。