「地球環境と人間」をテーマにした演劇、山口情報芸術センターで上演

参考写真=「アトミック・サバイバー」(2008、川崎市アートセンター) Photo: Ryohei Tomita

参考写真=「アトミック・サバイバー」(2008、川崎市アートセンター) Photo: Ryohei Tomita

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 山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町、TEL 083-901-2222)で12月20日、演劇作品「Life On The Planet」が上演される。

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 同作品は、今年8月にYCAMで新作を発表した劇作家・松田正隆さん、ドキュメンタリー演劇で高い評価を受けている演出家・阿部初美さん、日本では数少ないドラマトゥルク・長島確さん、日本のインディペンデントな音楽シーンに深くかかわる音楽家・大谷能生さんによるコラボレーション。

 実在する人工閉鎖空間からアイデアを得た同作品の舞台は「仮想の近未来」。太陽も海もない、空気さえも自分たちでつくる隔絶された環境で生きる人間の姿、家族や生活、記憶を描いた同作品は、仮想の未来から現代を問う視点を観客に与える。

 同作品では新しいコラボレーションの方法に挑戦し、劇作家が書いたテキストの断片を、ドラマトゥルクが組み立て、演出家が舞台化。さらに音楽家が、実際の舞台でサウンドを奏で、それらすべてが観客の目の前で融合していく。一つの完全な戯曲を劇作家が書き下ろす従来の方法でなく、新しいコラボレーションのあり方を実践することにより、新たな演劇のライブ感覚を探る。

 13時30分開場、14時開演。チケットは、当日=2,800円、前売り(一般=2,300円、any会員・学生=1,800円ほか)。

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