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宇部で「ワン・ツー・パンツの会」-女性目線で被災地に下着の支援

包装してメッセージシールを貼ったパンツ

包装してメッセージシールを貼ったパンツ

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 宇部・新天町の市民活動センター「青空」(宇部市新天町1、TEL 0836-36-9555)に現在、東日本大震災の被災地に送る女性用下着の寄付を受け付けるボックスが設置されている。

分かりやすいようにサイズごとに仕分けされている

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 同ボックスを設置したのは市民団体「One Two Pantu(ワン・ツー・パンツ)の会」で、女性用のパンツに限定して寄贈を呼び掛けている。

 設置を始めた3月17日から現在までに約600枚が集まった。パンツはサイズごとに仕分けし、身に着けるであろう年代ごとに柄やタイプも考慮し2枚1組で包装。袋には被災地に向けてパンツを寄付した人と同団体の泊野克代さんが書いたメッセージシールが貼られている。泊野さんはメッセージを書くときには「『どんな言葉なら喜んでもらえるかな』と考え、気持ちを込めて書いている」と話す。

 同団体代表の千手えり子さんは「避難所では女性の下着を洗うことも干すことも難しいし、お風呂にもなかなか入れない。であればせめて下着だけでも新しいものを身に着けてほしいと思って始めた」と話す。同じ女性として何かできることがないかを考え、有志で話し合いを始めてから女性のパンツ限定で集めることが決まるまで約15分だったという。

 「被災地の女性を応援する男性からの寄付も受け付けている」と千手さん。「今後はヘアゴムや、ばんそうこうなどの『あれば役に立つもの』も一緒に袋に入れていきたい」とも。

 集まったパンツは日本ユニバーサルデザイン研究機構を通して現地に送られる。1回に約300枚を発送している。パンツの寄付の受け付けは夏までをめどに継続していくという。問い合わせは同センターまで。

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