宇部・港町のフレンチレストラン「CAPTAIN(キャプテン)」(宇部市港町1)で4月29日、日本酒で被災地を支援する「東北・北関東エリア日本酒応援企画『CAPTAIN日本酒の会』」が開かれる。
同イベントは、東日本大震災の被災地に向けて「何かしたい」と考えた同店オーナーシェフの藤谷幸司さんが、親交のある松原酒店(東本町1)店主の松原寛さんのアドバイスを受けて企画。「東北の日本酒を飲んで東北や北関東地域を応援しよう」と19種類の日本酒を飲み比べる。
用意する日本酒は「雲の松島」「日高見」(宮城県)、「国権」「雪村桜」(福島県)、「南部美人」(岩手県)、「出羽桜」(山形県)など19種類。料理はレバパテなどのパテ類やチーズ、一品ものの魚・肉料理など「日本酒に合う料理」を提供するほか、福島・喜多方で有名な喜多方ラーメンも当日限定でメニューに加える。
藤谷さんは「どういう形でイベントをやるかとても悩んだ。消費量は少ないかもしれないが、被災された地域の日本酒を消費することで少しでも応援することができたら」と話す。妻の美由紀さんは「約20種類もの日本酒を飲み比べる機会はめったにないのでは。フランス料理と日本酒は一見ミスマッチに思われがちだが、実は相性が良いことも知ってもらいたい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時~22時。チケット制で、日本酒とおつまみのチケット10枚を1セット3,000円で販売する。複数人でのチケットシェアも可能。余ったチケットは返金する。
同店では同様のイベントを10月にも行い、東北・北関東地域を「長く応援する」予定だという。