山陽小野田のコミュニティーFM「サンサンきらら」（山陽小野田市小野田、TEL 0836-81-1897）が2月3日、開局した。運営は「FM山陽小野田」。

本社・スタジオからは小野田港が一望できる

　県内7局目のコミュニティーFM局となる同局。周波数は89.7メガヘルツ。富士海運ビル（港町）2階に「本社・スタジオ」、山陽総合事務所（鴨庄）に「山陽スタジオ」を開設。放送エリアは同市内全域のほか、宇部市、美祢市、下関市の一部の約4～5万世帯をカバーする。

　2010年の市内厚狭地域の豪雨災害をきっかけに、地域情報の発信が求められている現状を受け、有志が中心となって開局した。同市の新たな情報発信手段として「けっこういけてるRadio。」をコンセプトに放送する。

　今月5日までは開局記念の特別番組「誕生！FMサンサンきらら」を放送。同市内で活動するさまざまな人をゲストに迎えトークを展開する。放送時間は10時～18時。

　大田久司社長は「今月1日からプレ放送を始めた。非常に短い研修期間だったにもかかわらず予想以上に良い仕上がりになった。市民に必要とされる情報を伝えたいという思いがより強くなった」と話す。

　山本直仁局長は「開局から数時間後にリスナーの方からメールやファクスを頂いており、うれしい限り。市民の皆さんの放送局として頑張りたい」と意気込む。

　開局後最初の番組のパーソナリティーを務めた松原純さんは「トップバッターで緊張したが、練習を繰り返したので今は開局できたことに安心している。明るく楽しいスタジオの様子がリスナーの皆さまにも伝わるように番組をお届したい」と笑顔で話す。