山口宇部空港に現在、「山口七夕ちょうちんまつり」(山口市)をPRする赤ぢょうちんが飾られ、空港を利用する人の目を楽しませている。
8月6日・7日に山口市中心商店街などで開催される日本三大火祭りの一つとされる「山口七夕ちょうちんまつり」を空港利用者や地域住民に知ってもらうことを目的に、昨年に続いて実施。昨年よりも400個多い1000個のちょうちんを1階のチェックインカウンターや到着ロビーのほか、2階の出発ロビーなどに飾り、夏の風情を演出している。
同祭りは、室町時代に山口を本拠地に分国を治めた守護大名・大内盛見が、父母の冥福を祈り盆の夜にササ竹の高灯籠に火をともしたことが始まり。戦時中には開催を自粛したこともあったが、約600年間にわたり、市民の手で継承されてきた。
山口では祭り当日、竹竿(たけざお)にぶらさげたちょうちんをろうそくでともして商店街アーケード内などに飾り「ちょうちんのトンネル」にするほか、6日にはちょうちんみこしやちょうちんツリーも登場する。詳細は、同祭りホームページで確認できる。
「ちょうちんを見て、案内カウンターに祭りに行きたいと尋ねる方もいらっしゃる」と話す山口宇部空港ビル総務部の筒井勇男さん。「県内のイベントの周知に積極的に協力しようと実施している。夏休み期間に入り、空港もにぎわう時期なのでぜひ足を運んでもらえれば」とも。
設置は8月11日まで。問い合わせは山口宇部空港ビル(TEL 0836-31-2200)まで。