宇部の運転代行「カッタ代行」（宇部市中野開作、TEL 0836-44-3766）が10月9日、オープンから2周年を迎える。

　13年間地元でタクシードライバーの経験を積んだ松岡政雄さんが開業した同店。居酒屋が軒を連ねる宇部中央・新川エリアを出発点にし、同所から約4～5キロの利用客をメーンに営業してきた。

　これまでを振り返り、「リピーターの方に支えられたあっという間の2年間だった」と松岡さん。「当初は翌6時まで営業していたが、宇部の街も不景気。オープンから5カ月後には営業時間を縮小するなどして対応したが、これまで広告も打たずに口コミと紹介だけで営業することができた」と話す。

　新規オープンの居酒屋などにも積極的に出向いて自ら営業活動を行い、オープンから1年ほどでリピーターが増え始めてきた実感を持ったという松岡さん。「深夜1時ころが需要が大きく、繁忙期は11月からの忘年会シーズンと4月の歓送迎会シーズン」と話す。

　「今春の増税後には一時落ち込んだ時期もあった。居酒屋業界の景気と連動しているので影響を受けることも多いが、飲酒運転をなくすことや宇部の交通モラルの向上に努めたいと思う気持ちは変わらない。事業を手広くすることはせず、安全第一を念頭に着実に営業していきたい」と意気込みを新たにする。2周年を迎える同日は「2周年記念」として、利用客に割引サービスを行う予定。

　営業時間は20時30分～翌3時（金曜・土曜は翌4時まで）。日曜・祝日定休。料金の目安は、山陽小野田・JR小野田駅前まで3,500円前後、山口・阿知須まで4,500円前後。