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厚狭商店街に居酒屋「憩いの場」 Iターン店主「母の地元でまちおこし」

JR厚狭駅程近くにオープンした「憩いの場 厚狭駅前店」

JR厚狭駅程近くにオープンした「憩いの場 厚狭駅前店」

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 山陽小野田・厚狭商店街に10月6日、居酒屋「憩いの場 厚狭駅前店」(山陽小野田市大字厚狭1、TEL 0836-43-7277)がオープンした。

全面改装した店内の様子

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 東京出身の菊池征希さんが、「母の地元である厚狭でまちおこしをしたい」と出店。菊池さんは大学卒業後に東京の企業に勤め、居酒屋や料亭、焼き肉店、カラオケ店などで店長やマネジャーを経験。7年前に同地区へIターンし、下関の飲食関連会社での勤務を経て独立に至った。

 「自然に囲まれた厚狭が好きで、随分前から引っ越しを考えていた。ゆっくりと商店街を歩いたり、地元の人の話を聞いたりするうちに、この地域を活性化したいという思いが強くなった」と菊池さん。1年前から計画を進め、9月に飲食店を手掛ける法人「翠泉サービス」を設立した。

 化粧品店跡の空き店舗を全面改装し、ブラウンと白を配色して落ち着く空間を演出。店舗面積36坪。席数はテーブル席26席。

 「地域産食材を使った手作り料理」をコンセプトに、厚狭の農家や市場で仕入れる米や野菜、県産の食材の活用を心掛ける。

 メニューは「水菜と大根のサラダ」(350円)、「お刺身盛合せ」(880円)、手刺しで用意するやきとりメニュー(380円)、「車海老の塩焼き」(580円)、「長州鶏の唐揚げ」(550円)、「鉄皿ナポリタン」(500円)など70種類。コースは2,500円~。

 ドリンクメニューは、ビール(420円~)、サワー(380円)、カクテル(430円)、焼酎(430円~)、日本酒(380円~)など75種類。厚狭の「永山酒造」(大字厚狭)が作る焼酎や日本酒を多くラインアップし、日本酒の「山猿シリーズ」を7種類飲み比べできる「山猿飲み比べセット」(2,800円)も用意する。客単価は3,000円。

 当初は40~60代をメインターゲットに据えていたが、予想外に30代の子ども連れが多く来店しているという。最初の週末にはファミリー層が来店客の半分を占め、8人以上の団体客も訪れてにぎわいを見せた。

 菊池さんは「店内で顔なじみと出会うことも多いようで、自然と相席になる様子を見て驚いた。この店を1号店とし、今後も駅から徒歩5分圏内で新たなコンテンツを創出していきたい。厚狭の盛り上げの一端を担えれば」と意気込み、来年2月からは昼営業も予定する。

 営業時間は17時~22時30分(金曜・土曜・祝日の前日は23時30分まで)。火曜定休。

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