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山陽小野田に「ラーメン加藤」 元・和食料理人が「独創的ラーメン」

「今年で包丁は置いた」と笑う元・和食料理人の加藤さん

「今年で包丁は置いた」と笑う元・和食料理人の加藤さん

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 山陽小野田・後潟に7月21日、元・和食料理人がラーメン店「ラーメン加藤」(山陽小野田市西高泊)をオープンした。

国道190号線沿いにオープンした「ラーメン加藤」

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 国道190号線沿いのカラオケカフェ跡に出店した同店。店舗面積25坪。店内にカウンター11席、テーブル席8席を設ける。

 店主は山陽小野田・厚狭出身の加藤啓二さん。加藤さんは2005年に宇部・若松町に居酒屋「季樹魚(きじゅう)」を開業。2013年に下関・長府へ移転し、和食レストランとして生け魚中心の和食を提供する中で、「魚のアラを使ったラーメンの人気に火がついた」ことでラーメンをメインメニューに据えた昼営業へ徐々に移行してきた。

 今回の移転と店名変更について、加藤さんは「ラーメンは仕込みに時間がかかるので、移動時間を減らすために自宅に近い場所に移転し、同時に名前も分かりやすいものに変更した」と話す。

 同店のラーメンは「独創的で繊細な味」。2種類の福岡県産豚骨を9時間煮込んで作る「特濃A級豚骨ラーメン」(650円)、数種類の魚介から煮出したスープとブレンドしょうゆの「天然魚介醤油ラーメン」(680円)、豚骨をベースに熟成みそを合わせた「濃厚味噌豚骨ラーメン」(800円)を中心に6種類のラーメンを提供。それぞれに合う自家製麺を使う。

 「地域密着」をコンセプトにした同店では、地元産のブランドネギ「おのだネギ三昧」をたっぷりと載せ、特製のネギ油を使った「特濃A級小野田ネギ三昧ラーメン」(800円)も用意する。

 オープン初日には11時30分ごろから行列ができ、「1日で3日分の食材が無くなった」という。毎日150杯分のスープを用意するが、1カ月がたつ現在も平均して15時、早い日には13時30分にスープが底をつき、早々に店を閉めなければならないほど。

 加藤さんは「現状は想定外でうれしい悲鳴を上げている。味は山陽小野田・宇部の文化に合わせて少し濃い目に改良した。地域の3世代に親しまれ、『子どものころからこの味で育った』と言われる店を目指したい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時30分~スープが無くなるまで。日曜・祝日定休。

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