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山口・阿知須の紹介制居酒屋「K」が2周年 収集した400種類の酒提供

「好みの飲み方を見つけてほしい」と松代さん

「好みの飲み方を見つけてほしい」と松代さん

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 山口・阿知須の予約紹介制の居酒屋「総合酒類探求処 K(ケー)」(山口市阿知須、TEL 0836-65-3329)が10月1日、オープンから2周年を迎えた。

阿知須駅近くの「総合酒類探求処 K」

 同店は、趣味で日本酒を収集してきた地元出身の松代帰一さんが、自宅の一画を改装して2014年にオープン。8畳の部屋にカウンター6席を設け、自身のコレクションを提供する酒を楽しむ店として、本職のトリミング店を営む傍ら、趣味の店として始めた。

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 営業スタイルは紹介予約営業制。松代さんの名刺を持っているか、来店したことのある人からの紹介があるか、同店のフェイスブックを見た人が訪れることができる。

 提供するのは、松代さんが10年間かけて収集してきた約400~500種類の酒。そのうち約200種類は、全国各地の酒屋から独自ルートで取り寄せた日本酒が占める。中には「50本ほどしか造られていない日本酒や30年前に造られた酒、杜氏(とうじ)が亡くなったためにもう飲むことができない日本酒もある」(松代さん)。

 酒は1杯500円~2,000円で提供するほか、料理は松代さんが「そのときにハマっている調理法」や季節に合わせ、予算に合わせたコースで用意。松代さんが独学で習得した豊富な知識を聞きながら、グラスによる味わいの違いなどを比較しながら楽しめる。

 開店のきっかけについて、松代さんは「もともと、どうやったらそれぞれの酒を一番おいしく飲めるかを探し求めるのが好きで、温度管理や飲み方などを研究していた。抱えきれないほど酒が増えていくうちに、飲み方や造り手の思いを伝えるのが自分の使命なのではと思うようになった」と話す。

 オープンからこれまで、松代さんが「飲みたい日本酒や酒」を仕入れながら、予約が入った日に営業を行う緩やかなスタイルを通してきた。30~50代の酒好きが来店し、リピーターも多いという。「酒には一つ一つに物語と歴史がある。それを酒が好きな方に伝えていきながら、今後も緩やかに営業していきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は予約時間~24時。

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