クルマに乗って体験するドライブ作品を映像・音・データで展示

黒の映像スペースと白の展示スペースに分かれた空間

黒の映像スペースと白の展示スペースに分かれた空間

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 山口情報芸術センター(山口市中園町、TEL 083-901-2222)で1月27日から、車を使ったパフォーマンス作品「ガソリンミュージック&クルージング in 山口」の際に収録された映像や音などの記録を公開するインスタレーション作品展「ログズギャラリー『DRIVES,2007.11.30-12.17』」が開催されている。

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 「ガソリンミュージック&クルージング in 山口」は、音響システムを搭載した車シトロエンXM-Xに乗り込み、走行音を強調したドライブを行うパフォーマンス作品で、昨年12月8日~16日に山口市近辺で行われた。1回の走行で搭乗できるのは2人までだったため、8日間で16人が搭乗した。同展では、そのときに収集したデータを映像、プリント、動画にして展示する。

 同センター内のクリエーティブスペース「BIT THINGS」に6メートル×3メートルの真っ黒なシアターボックスを設置。車に搭載していたビデオカメラで撮影した進行方向と後方の映像を素材にした映像作品を流している。ボックス内にはソファを設置し、エンジンなどの音の大きさに応じて振動させ、映像を通してドライブの様子が体感できる。

 同パフォーマンスを行ったアーティストユニット「ログズギャラリー」が昨年11月30日に山口に向けて大阪を出発してから、パフォーマンス終了後、12月18日に大阪に戻るまでのGPS記録による移動の軌跡と日付、ドライブナンバーのデータを配置した地図も展示。2人がどのようにして移動して何をしたかをすべて記録しており、その軌跡をプリント作品として見ることができる。同様に移動の軌跡を動画化したものも展示。

 同センター企画制作担当の四元朝子さんは「彼らは軌跡や映像などをコツコツとデータとして集めてきた。インスタレーション作品として展示することで、より多くの人に『ガソリンミュージック&クルージング』を新しい視点から見てもらえれば」と話している。

 開館時間は10時~20時。火曜休館。入場無料。2月25日まで。

ガソリンミュージック&クルージング in 山口 公式ウェブサイトログズギャラリー山口情報芸術センター(YCAM)クルマに乗って体験する作品「ガソリンミュージック&クルージング」(山口経済新聞)(©マルニ)

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