宇部の書店「幸太郎本舗」(宇部市島3、TEL 0836-34-5060)が7月14日、児童書籍コーナーをリニューアルした。
夏休みを迎える前に行ったリニューアル。中央の棚を汽車の形に見立て、同コーナーを「えほんのえき」に命名。パステルカラーを使ってポップに仕上げ、通路幅を従来よりも広く取り、座って本を読めるようにソファ2脚を設置する。
同店スタッフの福澤好恵さんは「月に一度行っている『読み聞かせ会』への参加者数が増えていることや、児童書のカテゴリーの売り上げが伸び続けていることからリニューアルに踏み切った。より書店の楽しさを伝え、足を運んでいただきやすくするため」と話す。
本の陳列も変更し、これまで出版社別だったものを対象年齢順に並び変え、話題作や人気作は前列に並べるなど、より目的に合わせて選びやすくしたほか、販売数の多い図鑑や歴史・伝記本などは棚1列分(約500冊)を増やして対応し、約1万点の品ぞろえになった。
リニューアル後の週末には、家族連れの利用が目立ち、友人の子どもや孫に向けて贈る本を探す利用客からも好評だという。
「汽車は山口県のSLのイメージから。せっかく来てくれる子どもたちに楽しい時間を提供し、本を好きになってもらえたら。電子書籍の影響も受ける中、書店でしか体験できないことに注力していきたい」と福澤さん。
営業時間は10時~24時。