宇部市船木の「瑞松庵」で5月31日、「瑞松庵文化祭」が開催される。下関市の「旧勝山小学校小野分校」の復元・再生活動に取り組む前村宏さんが主催し、歴史的価値のある空間で多彩なマルシェや文化体験を展開する。
前村さんは、同校(小野分教場)の場長として、歴史的建物の保存や文化継承に尽力している。その一環として、昨年から下関市の阿弥陀院で「文化祭」という形でイベントをスタート。宇部での開催は今回が初となる。
きっかけは、前村さんが瑞松庵のイベントに出店した際、同寺の山門が国の登録有形文化財であることや、薩摩藩主とのつながりなど、境内に眠る深い歴史に感銘を受けたこと。「この素晴らしい歴史的・文化的価値をより多くの人に知ってもらいたい」との思いが、今回の開催へとつながった。
当日は、「下関からも足を運んでほしい」という前村さんの呼びかけで、下関や北九州を拠点とする多彩なメンバーが集結し、宇部初出店も多く並ぶ。
出店するのは、「おうちごはん彩葉」(カレー、おやつ)、「調えごはんSakura&Soup」(唐揚げなど)、「カギ印ソース本舗」(たこ焼き)、「BENCH」(パン)、「Aile Rapport」(焼き菓子など)、「LinoLino」(カード占い)、「tanne」(アクセサリー・布小物)、「Leverseau」(アクセサリー・カラーセラピー)、「みつばち工房」(布小物)、「ShiroTeate」(チェアロミロミ)。
前村さんによるコーヒー・紅茶の提供に加え、瑞松庵の藤村光昭住職による「写経体験」も実施する。
瑞松庵は下関市の「住吉神社」と古くから深い関わりがあることから、藤村住職は「下関と船木のご縁を再び結んでいただけてありがたい。忙しい日常の中で心を整えられるのがお寺の良さ。静かな田舎の山寺で、ゆったりとした時間を過ごしてほしい」と話す。
開催時間は11時~17時。雨天決行。