山陽小野田で「山口ダービー」-宇部ヤーマン・レノファ山口の熱戦に期待

FC宇部ヤーマンのホームゲームで行われる山口ダービー

FC宇部ヤーマンのホームゲームで行われる山口ダービー

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 宇部をホームタウンとするサッカークラブチーム「FC宇部ヤーマン」と山口をホームタウンとするサッカークラブチーム「レノファ山口FC」の対戦試合が9月13日、山口県立おのだサッカー交流公園(山陽小野田市)で行われる。

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 試合は中国リーグ(地域リーグ中国ブロック)の公式戦で、宇部ヤーマンのホームゲームとして行われる。

 中国リーグは、全国リーグである「JFL(日本フットボールリーグ)」と各都道府県にある「都道府県リーグ」の間に位置するカテゴリーの社会人リーグ。同カテゴリーは全国を9つのブロックに分けて各地域でリーグ戦を行っている。今年度は10チームによる総当り2回戦を行い、上位2チームが全国地域リーグ決勝大会に進み、そこでの優勝・2位チームはJFLに自動昇格する。JFLは日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の下に位置するリーグ。

 FC宇部ヤーマンは2002年、宇部・山陽小野田在住の若者たちで結成され、最下部リーグである山口県4部リーグからスタートした。

 チーム結成初年度に4部リーグで優勝し、翌年には昇格した3部で優勝。さらに翌年昇格した2部でも優勝し、1部昇格後には3年連続優勝を果たし、昨年度に昇格した中国リーグでは4位の成績だった。県4部リーグからスタートしたチームが、中国リーグに昇格したのは初めてで、日本サッカー協会が発行する機関誌「JFAnews」にも掲載され話題となった。

 同クラブに所属する選手は全員アマチュアで昼間はそれぞれ仕事や学校に通っているが、少年サッカーチームへの訪問指導や、各種大会での審判協力、スポーツ広場の清掃奉仕などで「地域貢献」を行っている。

 「昨年度から後援会を組成し、宇部市民総ぐるみでヤーマンを応援している」と話すのは同クラブ後援会会長の大井正史さん。「地域に密着して活動するヤーマンが、ふるさとに誇れるサッカークラブとなり、サッカーを通してスポーツ振興と社会貢献に大きく寄与できるようにクラブ運営を後援していきたい」とも。

 13日の山口ダービーに向けては、「レノファとの地元対決は観戦者が多く、応援も盛大でいつも盛り上がるので今回も楽しみ」と話す大井さん。昨年度のレノファ山口との対戦成績は2戦2分。今年度は5月に対戦して3-1で宇部ヤーマンが勝利している。

 今日現在の順位は、宇部ヤーマンが13試合を戦って勝点23の4位。一方のレノファ山口は14試合を戦って勝点31の3位。Jリーグ入りを目指して結成されたレノファ山口にとっては負けられない一戦になる。

 試合は13時キックオフ。入場無料。

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