バッグデザイン「ミチルアベ」新作展示会-山口の地図モチーフも

「ミチルアベ」ブランドの新柄バッグ(写真左=「MOVE-F」、写真奥=「MOVE-S」、写真右=「MAP-Y」)

「ミチルアベ」ブランドの新柄バッグ(写真左=「MOVE-F」、写真奥=「MOVE-S」、写真右=「MAP-Y」)

  • 0

  •  

 バッグを中心とした皮革製品の企画デザインと卸しを行う「ミチルアベ」(山口市道場門前2、TEL 083-933-0313)が6月20日~21日、山口・駅通りの事務所で新作の展示会「2007年 FALL&WINTER 展示会」を開催した。

[広告]

 今回の展示会は、今年2月の事務所移転後、初めての開催となる。今月初旬には、東京・渋谷にあるホテルのスイートルームを借りて3日間の展示会を行った。同ブランドの新型・新柄は210点。そのうち、今回山口で展示されたのは、バッグ=22点、財布・名刺入れ=16点、ベルト=2点、小物・アクセサリー=48点。次回は秋に開催する予定で、今後も年2回のペースで展示会を開いていくという。

 新柄のうち、「MOVE-F(ムーブ・エフ)」「MOVE-S(ムーブ・エス)」は、デザイナーの安部みちるさんが今年1月の引っ越し前後に接触した人たちをモチーフにした動物のキャラクターが描かれている。公的機関の職員をイメージした羊、金の亡者だと感じた知人をイメージしたカエルなど、悪い印象を持った人をはじめ、実在する人たちを鳥獣戯画のようにイラストにしたという。安部さんは「嫌なことも、イラストにして封じ込めてしまえば笑ってすませられる。イラストを見て楽しんでもらえれば」と話す。

 また、「MAP-Y(マップ・ワイ)」コレクションは、山口の地図をモチーフにした絵柄がプリントされている。駅通りや商店街、五重塔、サビエル記念聖堂、洞春寺など、山口の中心市街地をデフォルメして幾何学的に表現したもの。財布やバッグに加工してしまうと部分的になり、地図だと分からなくなってしまうが、元のデザインを見ると山口の地図になっているという。

 安部さんは「今回の展示会は、自分のやっていることをオープンに見せるためのコミュニケーションの機会だと思って開催した。今後の展開については、ゆっくりと考えていく。誰もやっていないような仕事のスタイルをしていきたい」と話している。

関連記事(山口経済新聞)(©マルニ)

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース