山口・葵のビリヤード&ダーツ場「ビッグ・ジー」(山口市葵2丁目、TEL083-921-0360)に6月1日、全長48メートル、8レーンコースのスロットカーサーキットがオープンした。
スロットカーは、溝(スロット)のあるコースを走る電気仕掛けの自動車模型。本物の車を32分の1のスケールで忠実に再現したヨーロッパ仕込みの模型で、観賞用として収集するコレクターもいるほど精巧な造りをしている。スロットカーを走らせる専用サーキットは日本にまだ30カ所弱しかなく、同店が西日本初のサーキット場となる。
全長48メートルの迫力あるコースは、全国のサーキットと比較しても規模が大きく、立体交差もあるなど個性的。オーナーの横田晃一さんは「オリジナル設計の特注コース。鈴鹿サーキットをイメージしながら、コーナーや傾斜にもこだわった」と話す。周回数、ラップタイム、順位が表示される電光掲示板も設置されていて、実車レースさながらの臨場感を味わえる。
遊び方は簡単で、スロットカーをコースの溝に合わせてセットし、コントロール席からコントローラーのグリップを握って速度を操るだけ。ラップタイムを記録する営業モードと周回数を競うレースモードがあり、一人でもグループでも、子どもから大人まで誰でも気軽に楽しめる。利用料金は、コース料金が5分間100円、スロットカーのレンタル料が1台300円、貸コントローラーが200円とリーズナブル。
完成車の販売もしており、価格帯は1台約5,000円~1万円。取り寄せも可能。コントローラーは約8,000円で手に入る。いずれは修理、カスタム用の部品などもそろえていくという。
オーナーの横田さんがスロットカーに出会ったのはまだ最近のことだが「車好きにはたまらない本物そっくりの車体がまず魅力的。それに、単純だけれど奥が深い大人の遊び。走り込めば走り込むほどにタイヤのグリップが良くなって調子が上がるし、際どいコーナーや直線での急加速など、テクニックを磨く楽しみを一度味わったらやみつきになる。初心者でもすぐに操作できるので、気軽に挑戦してみて欲しい」と話す。いずれはレースイベントなども企画していく予定。営業時間は12時~25時(日曜・祝日前夜26時)。
BIG-G(©マルニ)