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宇部の私設児童図書館「はらだ文庫」がリニューアル-集える空間に、こたつも

リニューアルした「はらだ文庫」

リニューアルした「はらだ文庫」

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 宇部の私設児童図書館「はらだ文庫」(宇部市野中4、TEL 0836-33-0091)が11月10日、リニューアルオープンした。

「こたつ」に入って読書にふける子どもたち

 1981(昭和56)年4月に、同館オーナーの松本敏子さんの父で市内小学校教諭だった故・原田守直さんが「子どもたちに読書の機会を与えたい」と私財をかけて設立した同館。自宅敷地内の約30坪のスペースに、自身の所有する書籍や寄付などで集めた児童書や漫画、文庫など約3万冊以上(当時)をそろえ、「個人図書館」として無料開放した。

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 今回のリニューアルでは「図書館というよりも薄暗い書庫のようだった」(松本さん)館内の本を分別・整理。約2カ月かけておよそ40棚分を倉庫に移動し、1万冊ほどまでに減らしたほか、「ゆっくりとくつろげて、人が集える空間」にするためにキッチンカウンターを設置。コーヒーを無料で飲むことができる喫茶コーナーも設けた。

 「リニューアル後は口コミを中心に広まったようで新規の親子連れの来館もあり、人が増えてにぎやかになった」と松本さん。「リニューアルまで多くの方にボランティアで手伝っていただいた。ここは応援してくださっている方に支えられていて、一人でやっているのではないと実感することができた」とも。

 松本さんは「開館から32年。児童図書館だが、例えば平日はお母さんたちにも使っていただきたい。みんなの居場所、何より私の居場所として父が作り上げたこの場所をこれからも変わらずに細く長く守って行きたい」とほほ笑む。

 リニューアルオープンを記念して、12月24日には講談社「本と遊ぼう 全国訪問お話し隊」が来館する。

 開館時間は10時~18時。来館前には電話連絡が必要。

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