山口市菜香亭で八面体の灯籠を制作-「ちょうちんまつり」で披露

山口・駅通りで点灯された八面体の灯籠

山口・駅通りで点灯された八面体の灯籠

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 「山口七夕ちょうちんまつり」でにぎわう山口・駅通りで8月7日、山口市菜香亭(山口市天花1、TEL 083-934-3312)の体験企画「灯籠を作ろう」で制作された八面体の灯籠が披露された。

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 同企画は、山口市菜香亭で開催している「夏休みを菜香亭で楽しもう」のワークショップのひとつとして行われた。8月6日~7日に山口市中心商店街で開催される「山口七夕ちょうちんまつり」に合わせて、オリジナルの灯籠を作り、同まつりの会場の一角でもある山口駅通りで飾り付けするというもの。

 同6日、山口市内の約20人の小学生が参加して、2時間の灯籠作りを山口市菜香亭で楽しんだ。講師は、山口市在住の今井康太さん。今井さんは、今年4月に山口市菜香亭で絵画展を開催した縁で、今回のワークショップの講師として参加することになった。今井さんが考案したのは、八面体の灯籠。プラスチックダンボールを使った枠組みに、和紙やセロハンを貼り付けてオリジナルの灯籠を作るというもの。

 今井さんは、サンプルとしてピラミッド型や立方体など、いろいろな形の灯籠を作ったが、中にろうそくを入れて火を灯すため、燃えにくさと風にあおられにくいということを考慮して、八面体が一番適していたという。

 同7日には、竹ざお2本に制作した灯籠と通常の紅ちょうちんを飾り付け、ろうそくに火を灯し、参加した小学生と一緒に山口駅通りの今井徹也建築設計事務所前に設置した。通行人が一風変わった灯籠に足を止め、カメラ付携帯電話で撮影する場面も見られた。今井さんは「テーマは『真夏のクリスマスツリー』。新しい灯籠と既存の紅ちょうちんを一緒に飾ることで、現代的な感覚で伝統の良さを伝えている。紅ちょうちんの良さを再認識できたのでは」と話している。使用された八面体の灯籠は、山口市菜香亭で同17日まで展示される。

山口市菜香亭関連記事(山口経済新聞)(©マルニ)

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