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ちょるるが霊場巡礼 山口・秋穂で「秋穂八十八箇所霊場巡り」プレイベント

参加者はちょるると一緒に巡礼した

参加者はちょるると一緒に巡礼した

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 山口・秋穂で4月3日、秋穂八十八箇所霊場巡りのプレイベント「ちょるると歩く秋穂八十八箇所巡礼参り」が開かれた。

般若心経を唱え、あいさつする住職

 同地域に伝わる霊場巡りの周知を目的に「プレイベント」として実施した同イベント。主催したのはイベント企画・運営の「えくらっちょる」。

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 代表の宮崎知美さんは、霊場巡りの歴史や地域の住民による接待の風習に観光資源としての魅力を感じ、「これだけすてきな文化があるのに知らない人が多い。途絶えさせてはいけない」と同イベントの開催を決めた。

 秋穂八十八箇所霊場巡りは、約230年前に四国八十八箇所から御符と御砂を持ちかえったことが起源と伝えられ、四国に次いで古い八十八箇所といわれる。「お大師様の日」と呼ばれる旧暦の3月21日には、各札所で地元住人による心のこもった接待が行われている。

 当日は、一般参加者や同地域の住人ら25人がスタート地点の「山口市秋穂地域交流センター」(秋穂東)に集まった。山口県PR本部長のゆるキャラ「ちょるる」は、同イベントのために用意した笠と特製の白衣を身に着けて参加し子供たちを喜ばせた。

 参加者は、八十八箇所の中でも近距離にあり、初心者も回りやすい札所3カ所(第11番、第42番、第51番)を1時間30分かけて巡り、菜の花畑や満開の桜など道中の景色を楽しんだほか、同行した秋穂・名田島地区の住職3人から参拝の手順を学び、霊場巡りの文化に触れた。

 参加した地域の住人は「参拝者が減っていることは気掛かりだが、地域の高齢化も進んでおり、解決策がわからなかった。若い世代にPRすることで霊場巡りが活気づけば」と期待を込める。

 宮崎さんは「参加者には満足してもらえた様子。体感したことを口コミで広めてほしい。霊場巡りで近所付き合いを大切にしていた時代を思い出し、子供たちにもその習慣に触れてもらえれば」と呼び掛ける。

 今年の秋穂八十八箇所霊場巡りの開催日は4月26日・27日。