山陽小野田のドライブイン「みちしお」(山陽小野田市埴生、TEL 0120-50-3740)の敷地内に9月22日、テークアウト専門店がオープンした。
大型トラックの交通量が多い国道190号線沿いで1965(昭和40)年に創業した同店。24時間営業で料理の提供、土産品の販売などを行い、週末や祝日には1800人~2000人が来店することも。温泉施設と割烹料理店を併設し、地元住民やトラック運転手から親しまれている。
テークアウト専門店の出店は「温泉利用客から持ち帰りの注文が度々あったこと」がきっかけ。同社の河村光喜総務部長は「これまでドライブインでテークアウトの要望に応じていたが、混雑時はスタッフに注文しづらい状況だった。より素早くテークアウトに対応するために1年前から計画を進めた」と話す。
プレハブを改装したテークアウト専門店では、アサリがたっぷりと入った同店の名物料理「貝汁」(380円)、同店で手作りする唐揚げメニューの「あっさり塩唐揚げ」や「こってりにんにく唐揚げ」(以上、180円)、「砂ずり」(200円)などのほか、5種類の弁当(480円)も販売。入浴後や飲食後の利用を見込む。
河村総務部長は「今ある施設と相互利用してもらいたい。道路側から見える変化があったことで、改めての認知にもつながれば。メニューはこれから充実させ、将来的には総菜のテークアウトも行いたい」と意欲を見せる。
テークアウト専門店の営業時間は11時~18時。