JR新山口駅の新幹線口1階で9月10日、日本酒イベント「山口県きき酒選手権大会」が開催される。主催は山口県酒造組合(山口市小郡上郷)。
10月に東京で行われる「第37回全国きき酒選手権大会」の予選も兼ねて行う同イベント。県内の蔵元から異なる銘柄の大吟醸・純米酒・上撰・低アルコール・本醸造・原酒の6種類を用意し、香りや味わいで利き当てるマッチング方式で行う。制限時間は15分。
同イベントは例年、春に行う「新酒発表会」で行っていたが、今回は9月1日に始まった大型観光キャンペーン「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」に合わせ、同所で初めて実施する。
同組合の倉増幸枝さんは「毎回参加者は真剣で、言葉を発することもなく利き酒をされている。地味なように見えるが、静かな熱い戦いが繰り広げられている。全問正解は意外と難しい」と話す。
優勝者には、全国大会への出場権(旅費の一部補助あり)と一升瓶3本が進呈されるほか、2位には一升瓶1本の景品を用意する。
「日本酒は幅が広く味わいも複雑。飲まずに敬遠している人もいるかもしれないが、山口県の地酒は10年連続で出荷量が伸びているほどに人気。このイベントを通しておいしさや奥深さも伝えることができれば」と倉増さん。
開催時間は、午前の部=10時45分~12時、午後の部=13時45分~15時。定員は各25人で、参加には事前の申し込みが必要。詳しくは同組合のホームページで確認できる。