山口の雪舟庭近くに8月15日、ラーメン店「手打ち中華そば 山(やま)」(山口市平野1、TEL 080-2946-0650)がオープンした。
国道9号線沿いの元喫茶店だった店舗物件を活用した同店。店舗面積は約16坪。昭和レトロな雰囲気を残した店内にカウンター7席を備える。
店主は「ラーメンへの情熱」から15年前に業界入りし、福島県での修業を経て12年前にラーメン店「侍」(仁保中郷)を創業した山根敦さん。4年ほど前に「侍」は後身に譲り、その後神戸や福岡でのラーメン店経営を経て地元に帰郷した。
提供するのは、鶏ガラと3種類の魚介を合わせたダブルスープの「中華そば」。スープは6時間煮込んで仕上げるほか、麺は山根さんが毎日手ごねで作って一晩寝かせた「コシが強い縮れ太麺」を使う。メニューは「手打ち中華そば」と「手打ちつけ麺」(以上600円)の2種類。
山根さんは「自然なものを使って全て手作りするのがこだわり。味わいは、これまでの経験を生かして新しく開発した」と話す。
オープンからこれまでについて、「あえて看板を掲げず告知もせずに営業しているが、混み合うこともしばしば。口コミで知った昔の常連のお客さまの来店もありうれしい」と笑顔を見せる。「やっぱり落ち着いて過ごせる山口に帰りたいと思った。また自分の味を食べてもらえたらという思い。じわじわと知ってもらえれば。要望があれば、また後身の育成にも取り組んでいきたい」とも。
営業時間は11時~15時。