宇部・参宮通りに11月17日、食パン専門店「一本堂」(宇部市東琴芝1、TEL 0836-43-7766)がオープンした。
「一本堂」は「焼きたて食パン」をコンセプトに、全国70店舗以上を展開する食パン専門店。県内では同店が初出店。店舗展開を進めるIFC(東京都新宿区1)のフランチャイジーとして、東京都内からIターンした品川ゆうこさんが運営する。店舗面積は約10坪。
出店のきっかけについて、品川さんは「何よりも私が一本堂のファンであることが一番の理由。東京では毎週通うほど大好きでいつも食べていた。山口県にIターンして店舗がないことを知り、それならば自分で出店してしまおうと思い切った」と笑顔を見せる。
店内では1時間ごとに最大50斤を焼き上げて、どの時間帯にも焼きたてを提供。味わいは「しっとりもっちりとした食感と、小麦の香ばしい香り」(品川さん)が特徴で、重量感と食べ応えも売りだという。
提供するのは、定番食パンの「一本堂(ぷれーん)」(260円)や1週間ラム酒に付け込んだレーズンを使う「れーずん」、国産小麦のみで作る「ゆたか」(以上360円)やチーズを練り込んだ「ちーずゆたか」(480円)など6種類。
オープンに先駆けて、今月15日には食パンの無料配布イベントを実施。オープン2時間ほど前から行列ができ始め、オープン直前には200人が長蛇の列を作った。
「宇部で一本堂のおいしさを伝えて、ファンを増やしていければ。食パンの焼きたてを食べられる機会はなかなかないのでは。食事パンとしても利用してもらいたい。県内での店舗展開も視野に入れていきたい」と品川さん。
営業時間10時~19時。水曜、第2・4木曜定休。