食べる

宇部ときわ公園で「オーガニックフェア」 マルシェ、講演会など

「有機農業への理解を深めて」と綿貫さん(中央)

「有機農業への理解を深めて」と綿貫さん(中央)

  • 5

  •  

 宇部・ときわ湖水ホール(宇部市沖宇部)で12月9日、有機農業をテーマにしたイベント「オーガニックフェアうべ」が開かれる。

有機栽培で作った野菜を販売

[広告]

 有機栽培で生産された農作物の魅力を広く伝えることを目的に開く同イベント。地元農家や消費者などの有志でつくる「有機ネット山口西部」と宇部市が共催して初開催する。

 当日は、有機栽培の農産物やオーガニック商品などを販売するマルシェや、講演会、ワークショップなど多彩なイベントを展開。来場者数は1000人を見込む。

 マルシェは、大展示ホール内に販売ブースを設ける。野菜を生産する「ぐうですぐう農園」や「山口県立宇部総合支援学校」、「中村農園」、「あわや自然農園」、「有機ネット山口西部生産者部会」などのほか、天然酵母パン店「ばくや」、無添加化粧品を製造販売する「石けん工房 春風」、健康食品などを扱う「自然食品館 春」などが出店する。

 会場内では、国際中医師・国際中医薬膳師の三戸泰子さんによる「食と健康相談コーナー」や、「宇部市自然保護協会」や「宇部市農林振興課」などの活動を紹介する展示、ワークショップの「しめ縄づくり」(300円~、先着50人)、野菜がもらえる「野菜つりゲーム」も実施する。

 ミーティングルームでは、10時20分から講演会「誰にでもできるもっとおいしい野菜の作り方」を実施。NPO法人日本有機農業研究会副理事長の林重孝(しげのり)さんを講師に迎え、有機栽培のコツなどを伝える。13時からは有機農業に関するドキュメンタリーなど、DVD3本を上映する。

 宇部市農林振興課の綿貫哲之さんは「食の安全性を求める人が増える中、有機栽培で作られた農作物への関心は高まっている。生産者と直接対話することで、こだわって作られた農作物や加工品の価値を感じてほしい」と話す。

 「誰でも気軽に来られるマルシェのようなイベントで、旬の野菜や玉子、米など、さまざまなものが並ぶ。有機栽培に興味がある人も、買い物を楽しみたい人も足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~16時。入場無料。野菜釣りゲームは11時と13時から行い、各回先着50人。問い合わせは同課(TEL 0836-67-2819)まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース