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山口宇部空港・JALカウンター前に「鶴の恩返しツリー」 宇部高生が感謝伝える

ツリーの完成を喜ぶ本田執行役員(中央)と武知支店長(右)、猿渡所長

ツリーの完成を喜ぶ本田執行役員(中央)と武知支店長(右)、猿渡所長

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 宇部高校普通科SG(スーパーグローバル)コースの生徒が制作した折り鶴が飾られた「クリスマスツリー」が12月1日、山口宇部空港の日本航空(JAL)カウンター前に登場した。

宇部高生の感謝の気持ちがこもった折り鶴

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 同コース「食研究班」の生徒4人は今秋、JAL山口支店・山口宇部空港所の協力を得られたことで、同空港で行われたイベントで自分たちが考案した「べジライスバーガー」を販売できた。今回、同空港内に「折り鶴のクリスマスツリー」を飾る計画を知り、「私たちも協力したい。恩返しをしたい」と折り鶴約50羽を制作して感謝を伝えた。

 JAL山口宇部空港所の猿渡(えんど)美穂所長は「学生の皆さんは試験を終えたばかりだったが、慣れない折り鶴づくりに励んでくれた。今年は気持ちのこもった手作りのツリーを作ろうと考えていた。こうして協力し合えたことを本当にうれしく思う」と笑顔を見せる。

 同日、山口市で行われるイベントのセレモニーに参加するために来県した日本航空(JAL)執行役員で路線統括本部・国内路線事業本部長の本田俊介さんは、「JAL全体で地域活性に貢献する活動をしているが、山口支店は全国でも最も精力的で一目置いている。12月から始まった東京-山口宇部の割引運賃『山口クリスマス特便』も、運賃に独自名称を付けたのは業界初の試みだった」と話す。

 「方言を取り入れた空港内のアナウンスや、独自のイベント企画など、職員の皆さんは人の心に響く事柄を見つけながら常に挑戦し、地域の皆さまやお客さまに寄り添った活動をしている。このツリーはその証しになるものだと思う」と折り鶴が光るツリーを見つめる。

 JAL山口支店・山口宇部空港所は今年も独自のクリスマス企画を用意する。

 23日~25日のJAL便出発前には、同所スタッフがハンドベルでクリスマスソングを演奏する。猿渡所長は「演奏は短い時間だが、昨年は皆さんが大きな拍手をしてくださり、搭乗前のひとときが幸福感に包まれた。今年もクリスマスソングを練習しているので楽しみにしてほしい」と話す。

 武知眞一支店長は「25日のクリスマス当日は、JAL便搭乗者全員に感謝を込めて宇部の地酒『貴(250ミリリットル)』を進呈する。地元の日本酒をPRし、お客さまにも喜んでいただければ」と話す。

 同ツリーの展示は今月25日まで。

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