宇部・小野湖畔に4月8日、そば専門店「粗挽き十割蕎麦　臼（うす）」（宇部市小野、TEL 0836-64-2520）がオープンした。

そばや天ぷらが付いた「本日のランチ」

　石窯ピザを提供する「ハーブキッチン　サルワーレ」店主の梅田光美さんが出店。15年ほど前に山の斜面に自身が建設したログハウスを改装し、営業を始めた。

　15年ほど前に「おいしいそばが食べたい」と手打ちそば作りを始めた梅田さん。提供するのは「十割そばでありながらも、のどごしが良くてもちもちしている細麺」の手打ちそば。そばは、北海道や新潟、福井などから時期に応じて取り寄せ、梅田さんが臼で粗挽きにして、毎朝当日分を手作りする。

　店舗面積は約7坪。店内はカウンター6席、テーブル4席。屋外にカウンター7席を設け、小野湖を眺めながら自然の中でそばを楽しめる。昨年12月から準備を進め、使うテーブルや椅子、棚から箸置きから全て手作りした。

　メニューは、メインのざるそばに旬の野菜や山菜の天ぷらと豆乳豆腐、揚げそばが付く「本日のランチ」（1,600円）を主軸に、「ざるそば」（900円）や「野菜天ぷら」、「有精卵の出汁巻き卵」（以上、700円）など単品でも用意する。

　梅田さんは「全てが手作りなのもこだわりの一つ。これまでは『サルワーレ』で予約制で提供してきたが、専門店ができる日が来た。半分は私の趣味で始めたようなものだが（笑）、自慢のそばを楽しんでもらいたい」と笑顔を見せる。

　「鳥のさえずりや風がそよぐ音まで聞こえるのどかな空間で、のんびりと過ごしてもらえたら。五感で楽しんでいただける店にしていきたい」とも。

　営業時間は11時～15時（売り切れ次第閉店）。火曜・土曜・日曜定休。