山口市中央公園横に5月22日、「デジタルハリウッドSTUDIO山口」(山口市中園町7、TEL 083-932-1300)が開校した。
カフェ風に仕上げた「デジタルハリウッドSTUDIO山口」施設内
同校は、ウェブデザインやデジタルコンテンツのIT人材を育成する専門スクール。総合広告代理店「コア」(中園町7)が、ITデジタルコンテンツの人材養成スクールを全国で展開する「デジタルハリウッド」(東京都千代田区)と提携して運営し、地域のIT人材不足の解消を目指す。
6月8日には、記念トークイベント「やまぐちで見つける新しい働き方」を実施。山口商工会議所の河野康志会頭とウェブ制作会社リバースの山口美香さん、東京大学大学院特任教授の会田大也さんが登壇し、「IT化の広がりの中で地域経済には何が必要か」や「IT化により地域での働き方はどう変わるのか」などをテーマに、1時間にわたってトークを繰り広げた。
イベントに先だった開校式典では、コアの濱田泰社長が「きっかけは自社のIT人材の人手不足だった。ビジネスの在り方やマーケットも変化している中で、それに対応できる人材が地域には必要。人材育成が地域活性につながるはず。3年間で100人のクリエーターを輩出することが目標。地域で活躍できる人材を育てたい」とあいさつ。
デジタルハリウッドの吉村毅社長は「これまでの25年間のスクール展開での知見や10万人の卒業生の実績で、山口の人材開発の役に立つことができれば。山口を良くしていきたい」と話した。
講座開始は7月1日。現在、主婦や70代の入校申し込みもあるという。授業は動画教材を活用して行い、「Webデザイナー専攻」を中心にそれぞれの能力や目的に応じたコースを設ける。学生や転職希望者、主婦などを対象に技術習得から就職、起業までをサポートしていく。