山陽小野田・厚狭の介護施設内のカフェ「Cafe Himari(ひまり)」(山陽小野田市厚狭、TEL 090-6835-8238)がオープンして3カ月がたった。
5月1日に介護福祉施設「ケアタウン フクシア紫苑」内にオープンし、同施設が運営する同店。地域をつなぐ交流拠点を目的に、月に8日間のランチ営業と4日間のスイーツイベント営業という12日間限定で営業する。
店舗面積は18坪。施設玄関とは別に出入り口を設ける。店内は一面を大きくガラス張りにして、白とグレーを基調にスタイリッシュに仕上げた。「食から健康」をコンセプトに、管理栄養士と調理師が考案した料理を提供する。
提供するのは、「仙台牛タンの塩麹ソテー」や「サケの低温調理焼き」など日替わりのメインとスープ、自家製パンなど6品が付く「ランチ」(700円)。1日13食を予約制で用意する。季節の野菜を中心に、ドレッシングからデザートまで手作りし「安心安全にこだわる」(調理師の大和明子さん)。
「スイーツイベント」では、旬のフルーツを使いながら「グラスパフェ」や「ブドウフェア」、「栗フェア」など月によってテーマを変え、「ケーキセット」(400円)を提供する。
オープンからこれまで、施設利用者の家族のほか、親子連れの来店などもあり、近隣住人やうわさを聞き付けた市外からの女性客の来店も目立つという。大和さんは「開店前は不安があったが、これまで接することのなかった方々にお越しいただきうれしい。今では半数のお客さまが次の予約をして帰られるほどになった」と笑顔を見せる。
「提供するものにはとてもこだわり、食材は私たちが直売所や市場などを回って見て納得したものを使っている。笑顔になっていただける空間や料理を提供していきたい」とも。
営業時間は12時~15時(スイーツイベントの日は13時から)。営業日は店頭で告知する。